下井草の歯科医院、山口歯科の診療内容
医院名・アクセス
下井草 鷺ノ宮 井荻 歯科
医療法人社団愛翔会 山口歯科
〒167-0022
東京都杉並区下井草2-40-10 2F
下井草駅南口目の前
TEL:03-6913-6061
FAX:03-6913-6977
顧問弁護士・社労士
顧問弁護士:弁護士
小畑 真
(弁護士法人小畑法律事務所)
顧問社労士:特定社労士
峯岸 陽子
(フェニックス社労士事務所)
「花粉症」と「歯」の関係
花粉症と歯、一見全く関係が無いように見えますが、
花粉症の時期、
「上の奥歯が痛い」
と来院される方が増えるんです。
この症状は、花粉症が鼻にくる人に多いのですが、
鼻粘膜の炎症部分が上の奥歯に近いために
鼻が痛いのに「上の奥歯が痛い」と勘違いしてしまうためなんです。
詳しく見ていきましょう。
上顎洞という、鼻からほほ骨あたりにある骨に囲まれた空洞部分があります。
ここは鼻腔とつながっていて、
その空洞の内側は鼻腔と一続きの鼻粘膜で覆われています。
普段は、鼻で吸った空気が上顎洞で加湿・温度調整されて肺へ入ります。
そして鼻炎、花粉で鼻水がでてくるのがこの上顎洞なんです。
鼻水のせいで炎症を起こした上顎洞で痛みが発生します。
この場所が上の奥歯の根っこの先端に近いので、
「上の奥歯が痛い」と勘違いしてしまうのです。
このような場合は歯を削ったり、歯科治療をする必要はありません。
鼻炎による歯痛なのか、虫歯による歯痛なのかは
レントゲンを撮れば、すぐにわかります。
痛みは虫歯によるものと似たようなものものです。
特徴としては、「噛むと痛い」「歩くと響くような感覚を覚える」、
しかし虫歯ではないので「冷たいものがしみる」ことはありません。
ただ、花粉のせいでなく、歯の問題であることもありますので、
歯に痛みを感じたら歯科診療を受けることをおすすめします。
またこの逆で、放置した虫歯が原因で鼻炎になることもあります。
上の奥歯の根と上顎洞は近いので、
歯の方に細菌があると、上顎洞にその細菌が入り込むのです。
この場合は、耳鼻科的な治療と並行した歯科診療が必要になります。
歯科助手 W